特徴

ランセットポイント(レギュラーベベル)
刃面の左右に小さな第二刃面を形成して穿刺時の抵抗を抑えた針先の形状です。
注射針をはじめとした一般針の基本的な形状となります。
特に皮下注射に用いられるLANCETポイントはレギュラーベベルと呼ばれ、刃面角度が12°~14°のものを指します。
ランセットポイント(レギュラーベベル)

ランセットポイント(ショートベベル)
ランセットポイント(レギュラーベベル)より刃面の長さを短くし、組織損傷等の副作用を低減したものがランセットポイント(ショートベベル)です。
刃面角は18°~20°と急勾配で、穿刺の際の抵抗は大きく切れ味は鈍くなります。
主に静脈穿刺や採血など血管を過度に傷つける可能性のある手技に用います。
ランセットポイント(ショートベベル)

フーバーポイント
針先を刃面側に屈曲させたものがHUBERポイントです。
Robert,Huber先生により皮下注射用に開発されました。
現在はその特徴的な形状から皮下に埋め込んだポートに薬剤を注入するための針(ポート針)として普及しています。
フーバーポイント

バックカットポイント
刃面の裏側に小さな刃面を形成した針先形状です。
裏取り(裏研ぎ)などと呼ばれているほか、刃面側から見ると特徴的な山(突起)がある為Vカットポイントともよばれています。
バックカットポイント

ランセットポイント(バックアイ)
ランセットポイントの裏面に孔加工を施した針先形状です。
特徴的な孔は透析用AVF(動静脈脈管動静脈樓)向けに開発されました。
裏面の孔により、血管壁の内圧が緩和され、血管の収縮を防ぎ赤血球の損傷を防ぎます。
ランセットポイント(バックアイ)