由来:歴史

硬膜外麻酔とは?
1901年にJean E.Sicard先生は坐骨神経痛の緩和を目的として最初の仙骨(硬膜外)麻酔を行いました。
イタリアのAchille M.Dogliotti先生は局所麻酔薬を硬膜外腔に注入する研究を報告しました。この手技はヨーロッパや南米に広まりました。
またWilliam Lemmon先生は17ゲージの柔軟性のある銀製の針を使って手術台の穴を通して持続的に脊髄くも膜下麻酔を試みました。
しかし、この方法には針が動いてしまうなど問題があるため、1944年にTuhoy先生はHuberポイントの15ゲージのスパイナル針を通して尿管カテーテルをくも膜下腔へ留置して持続脊髄くも膜下麻酔を実施しました。
これが硬膜外麻酔の起源となりました。

手術台
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